SOCCER

書評47:サッカー代理人

契約交渉や移籍交渉、チームと選手間、リーグと選手間に存在する交渉事は、人間の行うことだから当然感情も加わり、全てがうまくいくとは限らない。 言えないこと、知らない方がいいこと、駆け引き、信頼、金額の大小、選手の活躍しやすい環境、指導者との相…

 J2昇格争いとリーグ規約

J2の昇格争いが熱くなっている。 サッカーの裾野が広がっていくに従って、J1、J2のレベルが上がり、争いが熾烈になることはファンにとってもリーグにとっても嬉しい限りだ。ところが、気になるのがJリーグの設けているスタジアム基準。 現規約ではJ1の公…

書評:「サッカービジネスほど素敵な仕事はない―たった一人で挑戦したFCバルセロナとの取引」

サッカービジネスほど素敵な仕事はない―たった一人で挑戦したFCバルセロナとの取引作者: 浜田満出版社/メーカー: 出版芸術社発売日: 2010/10/01メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (3件) を見る セブン&アイHLDGS 会長の鈴木敏文氏曰く、…

書評:レアル・マドリー―ディ・ステファノからベッカムまで

レアル・マドリー―ディ・ステファノからベッカムまで作者: フィルボール,Phil Ball,野間けい子出版社/メーカー: ネコパブリッシング発売日: 2004/01メディア: 単行本 クリック: 17回この商品を含むブログ (1件) を見る すらすら読める本ではない。 何せ100年…

書評:ゴールの軌跡―釜本邦茂自伝

ゴールの軌跡―釜本邦茂自伝作者: 釜本邦茂出版社/メーカー: ベースボールマガジン社発売日: 1995/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る もうかれこれ35年前近くの本である。 多くの人が彼をサッカー協会の過激派もしくは根性論推進派と思っ…

書評:ほまれ

ほまれ ---なでしこジャパン・エースのあゆみ作者: 澤穂希出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2008/07/19メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 261回この商品を含むブログ (22件) を見る 生まれた年のお米が不作だったため、翌年の豊作を…

書評:サニーサイドアップの仕事術

サニーサイドアップの仕事術作者: 峰如之介,山崎祥之出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2005/01/27メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 15回この商品を含むブログ (16件) を見る スポーツが産業として成長、熟成していく中で、様々な新しいサービス・職業が…

書評:「最後」の新聞 ~サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」の成功

「最後」の新聞 ?サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」の成功? (ワニブックスPLUS新書)作者: 山田泰出版社/メーカー: ワニブックス発売日: 2010/12/08メディア: 新書 クリック: 24回この商品を含むブログ (9件) を見る 現在新聞業界は暗いニュースが多い。 若者…

祝ワールドカップ制覇!

なでしこジャパン万歳! 感動に言葉要らず!今から読みます!ほまれ ---なでしこジャパン・エースのあゆみ作者: 澤穂希出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2008/07/19メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 261回この商品を含むブログ (22…

書評: 星屑たち それからのアトランタ組物語

星屑たち―それからのアトランタ組物語 (サッカー批評叢書)作者: 川端康生出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2005/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (11件) を見るロンドン五輪予選に向けて次の日本サッカーのスターの卵たちがこれから大…

書評:これからの「日本サッカー」の話をしよう 旧ユーゴスラビア人指導者からの真摯な提言

次のステップのための育成の本これからの「日本サッカー」の話をしよう 旧ユーゴスラビア人指導者からの真摯な提言作者: ズドラヴコ・ゼムノビッチ,西部謙司出版社/メーカー: カンゼン発売日: 2010/11/20メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック…

悪者見参 ユーゴスラビアサッカー戦記

サッカーと政治の冷たい現実悪者見参 ユーゴスラビアサッカー戦記 (集英社文庫)作者: 木村元彦出版社/メーカー: 集英社発売日: 2001/06/20メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 99回この商品を含むブログ (48件) を見る 「 7つの隣国、6つの共和国、5つの民族…

J 2020年基準 スタジアム増改築

サッカー場の魅力を増し、収益性を高める取り組みをJリーグが行っているようだ。 協会のワールドカップ招致運動と重ねてより大きなスタジアム、より魅力的なスタジアム改修工事に取り組んでいるそうだ。 Jリーグは2020年にかなり高い基準のホームスタジ…

「伊藤浩司さん J1神戸とコラボ」に思う

少し前だが、夕刊で100メートル日本記録保持者の伊藤浩司さんがヴィッセル神戸とコラボしている見出しを発見した。 しかし読んでみたら、トップチームではなくて、小学生を対象にした「ヴィッセル神戸アスレチッククラブ」とのコラボだった。 これはもちろん…

クラブ経営者の育成急務; Jとbjとライセンス制度 -カズの視点-

先日クラブ経営者の育成急務; Jとbjとライセンス制度について書いたが、今回はそれにカズの視点を紹介したい。 やめないよ (新潮新書)作者: 三浦知良出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/01/13メディア: 新書購入: 2人 クリック: 552回この商品を含むブログ…

 クラブ経営者の育成急務; Jとbjとライセンス制度

Jリーグは2013年よりライセンス制を導入するようだ。 リーグが各クラブの財務体質や施設面等の管理具合を厳しくチェックして、基準を満たさない場合はJFLへ自動降格にする。 このライセンス制度はドイツでスタートして、徐々に世界に広がりつつある。審…

 カズと読むNBAの潮流: 批判されて強くなる

カズの本を読みながらNBAの現在を考えるシリーズ、昨日のファイナル最終戦を受けて今日は最終章。 まずはダラス・マーベリックス優勝おめでとう! NBA史上最優秀外国人選手かもしれないダーク・ノビツキー選手が牽引し、ベテランと若手が融合したチームは確…

カズと読むNBAの潮流: ケガを悟られまいとする習慣

明日がファイナル第6戦なので、連日でカズの本を読みながらNBAの現在を読み解いていくシリーズの第4弾! 僕の場合、ケガを悟られまいとする習慣がブラジル時代に染み付いた。 少しでもプレーが悪ければメンバーから外されるし、痛がっていたらマイナスイメ…

 フットボールサミット 第1回 ザックに未来を託すな。

日本のサッカーの戦術、育成、文化、歴史を網羅した一冊深すぎず、薄すぎず、それでいて読みやすく、日本のサッカーを様々な点から網羅した一冊。 タイトルは「ザックに未来を託すな」となっているが、この意味はもちろん旬なザッケロー二監督に便乗するとい…

 フットボールサミット 第2回 検証・中田英寿という生き方

フットボールサミット 第2回 検証・中田英寿という生き方作者: 大泉実成,木村元彦,小澤一郎,宇都宮徹壱,元川悦子,岡田康宏,『フットボールサミット』議会出版社/メーカー: カンゼン発売日: 2011/02/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 5…

書評:スポーツ・グラフィック ナンバー 2011 4/7号

Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2011年 4/7号 [雑誌]出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/03/24メディア: 雑誌 クリック: 6回この商品を含むブログ (7件) を見る読み終わって気づいた事がある。 天才と成功は環境に大きく作用…

 社長・溝畑宏の天国と地獄 ~大分トリニータの15年

「オシムの言葉」や「悪者見参」などでしっかりとしたジャーナリストとしての立ち位置を確立した木村さんが次に選んだ題材は、地方プロスポーツチームのあらゆる意味での厳しい現実。 ・豪腕知事に対する反発からサポートを渋る地元企業 ・お調子者だがもの…

クライフ哲学ノススメ 試合の流れを読む14の鉄則

クライフ哲学ノススメ 試合の流れを読む14の鉄則 (サッカー小僧新書)作者: 木崎伸也,若水大樹出版社/メーカー: 白夜書房発売日: 2010/11/24メディア: 新書 クリック: 14回この商品を含むブログ (5件) を見るこの本の最大の欠点は、クライフの直接インタビュ…

ワールドカップが終了して1週間が経ちました。

関連各社のその後の株価報告です。 開始前からアップした会社は6社のみ。 ファミリーマートだけがそれなりに上昇したと言えるでしょう。 日本列島をヒートアップさせた日本代表は、経済までヒートアップできなかったということでしょうか? ということは、そ…

ワールドカップが始まった!いつもワールドカップ前には関連銘柄の記事が出るが、プロ野球の順位予想と同じで、検証がない。というわけで、開幕後の検証を忘れてしまいそうだが、まずは金曜日時点の関連銘柄の株価を見てみよう。

【9766】コナミ 1,450円【9412】スカパーJSATホールディングス 32,950円【6758】ソニー 2,571円 【9831】ヤマダ電機 5,810円【3048】ビックカメラ 34,050円【2503】キリンホールディングス 1,204円【8028】ファミリーマート 2,867円【8253】クレディセゾン 1…

前へ行け」 オシムと中村と本田

オシムの新著「考えよ!」と一番新しいナンバーに掲載されている本田のインタビューを並行して読んでいくとおもしろい。考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか? (角川oneテーマ21 A 114)作者: イビチャ・オシム出版社/メーカー: 角川書店(角川グループ…

闘莉王 移籍

日本代表選手が戦力外通告という異例の放出劇。 高額年俸、若返り、チームの方針に合わない、色々取りざたされているが、一つ気になるのは報道された「素行の悪さ」疑惑。 二日酔いで練習に来る。途中で無断で練習から帰る。 真実はともかくとして、これを聞…

東京ヴェルディ 投資会社がファンド

東京ヴェルディー向けのファンドが組成された。 以前アイドルファンドや、映画SHINOBIへのファンドが組成されたことがあったが、その後めっきり聞かない。 今回の目標額は5000万円で、運用期間は1〜2年。取組としては非常におもしろいが、そもそもスポ…

トリニータ 6億円融資 −ちょっとできることー

Jリーグが6億円の融資を決めた大分トリニータだが、今後何が起きていくのか気になるところだが、あまりニュースが流れてこない。今回の大分の経営危機は、冷静に考えると少し不思議だ。なぜならナビスコカップで優勝したすぐだからである。 優勝賞金はもち…

続:サッカー日本代表の行く末

前回の続編です。スコットランド戦を観て思う。やはりジェノアスタイルはいいのかもしれない。3バックは、中澤、松田、内田、岩政、市川、あたりになるのか?2ボランチは、稲本、遠藤、長谷部、阿部、今野あたりになるのか?2MFは、中村(俊)、中村(憲…