書評

書評:室伏広治 超える力

超える力作者: 室伏広治出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/06/27メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見るロンドンオリンピックの日本選手団の活躍は、チームワークと科学の勝利として認識されるだろう。 この二つの要素は個人…

書評:フット×ブレインの思考法 日本のサッカーを強くする25の視点

フット×ブレインの思考法 日本のサッカーを強くする25の視点作者: テレビ東京 FOOT×BRAINプロジェクト編出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/12/14メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (3件) を見るサッカーを独自の視点から考えるテレビ…

 書評:攻め切る 指揮官 西野朗の覚悟

久しぶりの書評だが、そして年末だが、あえて厳しくいきたい。攻め切る―指揮官西野朗の覚悟作者: 戸塚啓,清水和良出版社/メーカー: アートヴィレッジ発売日: 2012/06/20メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (5件) を見る 西野朗氏と言えば、…

書評:フットボールサミット 第5回 拝啓、浦和レッズ様 -ビッグクラブの迷走と再生-

フットボールサミット第5回 拝啓、浦和レッズ様 そのレッズ愛、本物ですか?作者: 福田正博,島崎英純,大住良之,沢田哲明,竹田聡一郎,石井隆,了戒美子,浦山利史,杉江由次,『フットボールサミット』議会出版社/メーカー: カンゼン発売日: 2012/01/25メディア: …

書評:争うは本意ならねど -日本におけるドーピングとスポーツの問題-

争うは本意ならねど ドーピング冤罪を晴らした我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール作者: 木村元彦出版社/メーカー: 集英社インターナショナル発売日: 2011/12/15メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 84回この商品を含むブログ (18件) を見る もう間もな…

書評:「本田にパスの36%を集中せよ」 サッカーとデータ分析の歴史

マネーボールという野球界の概念に楔を打った一冊が世に登場したのは、2003年のことである。 今までの慣例、習慣、常識、通説をデータ分析により覆して、弱小金欠チームのオークランドA'sをプレイオフの常連にしたGMビリー・ビーンの活躍はその後ブラッ…

日本人が五輪100mの決勝に立つ日

日本人が五輪100mの決勝に立つ日 (日文新書)作者: 中村宏之出版社/メーカー: 日本文芸社発売日: 2011/07/30メディア: 新書購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る 著者は現在日本陸上界短距離走のトップを走る福島千里選手のコーチ。 元…

書評:ジャパンのために―日本ラグビー9人の肖像

書評:ジャパンのために―日本ラグビー9人の肖像ジャパンのために―日本ラグビー9人の肖像作者: 向風見也出版社/メーカー: 論創社発売日: 2011/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 1時間もあれば読み終える内容。 ワールドカップに向けて9…

書評:渡邊恒雄 メディアと権力

渡邉恒雄 メディアと権力 (講談社文庫)作者: 魚住昭,佐野眞一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/08/08メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 246回この商品を含むブログ (58件) を見る 渡邊恒雄は現在巨人軍の人事問題及び清武元GMとの確執裁判で話題の人物…

書評:巨魁

清武の乱として11月に会見をした時から、元巨人軍GM清武英利の行動は何故か勢いに乗らない。 3月に巨人軍の中心選手による新人契約金の最高標準額を超えた契約が報道されたのにも関わらず。 理由は様々だろう。 清武本人が世論を味方につけていない。 社…

書評: Do You Love Football?

理論派で暗い監督の後に勢いのある監督が来ると、成績が浮上するケースがある。 野村阪神の後の星野阪神だったり、大矢横浜ベイスターズの後の権藤ベイスターズしかり。 NFLの典型例は、ジョン・グルーデンヘッドコーチのもと優勝した2003年(2002年シーズン…

書評:カミソリシュート V9巨人に立ち向かったホエールズのエース

カミソリシュート―V9巨人に立ち向かったホエールズのエース (ベースボール・マガジン社新書)作者: 平松政次出版社/メーカー: ベースボールマガジン社発売日: 2011/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見る 東京から新幹…

書評:日本一のチームをつくる

地域密着が成功の鍵! 日本一のチームをつくる作者: 藤井 純一出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2011/11/11メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 29回この商品を含むブログ (6件) を見る バイエルン始まり、大阪経由、北海道で花開く…

目標達成のプロセス なでしこ力

なでしこ力 さあ、一緒に世界一になろう!作者: 佐々木則夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/01/29メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 7人 クリック: 286回この商品を含むブログ (41件) を見る 先日ひょんなことからなでしこジャパンの佐々木則夫監督…

書評51:なぜ日本人は落合博満が嫌いか?

なぜ日本人は落合博満が嫌いか? (角川oneテーマ21)作者: テリー伊藤出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2010/05/10メディア: 新書購入: 2人 クリック: 160回この商品を含むブログ (38件) を見る タイトルが誤解を生みやすい本で…

書評50: フットボールサミット第4回 カズはなぜ愛されるのか? ―いままで語られなかった「三浦知良」論―

フットボールサミット第4回 カズはなぜ愛されるのか? ―いままで語られなかった「三浦知良」論―作者: 田崎健太,ミカミカンタ,菊地正典,海江田哲朗,沢田啓明,浅川俊文,吉崎エイジーニョ,加部究,『フットボールサミット』議会出版社/メーカー: カンゼン発売日:…

書評49:中京女子大学女子レスリング王国その強さの秘密

中京女子大学女子レスリング王国その強さの秘密作者: 栄和人出版社/メーカー: ベースボールマガジン社発売日: 2004/07メディア: 単行本 クリック: 15回この商品を含むブログ (1件) を見る オリンピックでも活躍したことで、一躍注目を浴びるようになった女子…

書評48:ブラジルバレーを最強にした「人」と「システム」

現在ワールドカップバレーが開催されている。 ブラジルは2008年北京オリンピックでは女子が金、男子が銀を獲得している。 男女ともに世界ランキングでも常にトップ5に入る。 サッカーだけでなく、バレー王国でもあるのだ。 今回のワールドカップでは女…

書評47:サッカー代理人

契約交渉や移籍交渉、チームと選手間、リーグと選手間に存在する交渉事は、人間の行うことだから当然感情も加わり、全てがうまくいくとは限らない。 言えないこと、知らない方がいいこと、駆け引き、信頼、金額の大小、選手の活躍しやすい環境、指導者との相…

書評46:トヨタが「プロ野球」を持たない理由―儲からないビジネスモデル

トヨタが「プロ野球」を持たない理由―儲からないビジネスモデル作者: 加藤鉱出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2005/10メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る この本のタイトルはちょっといやらしい。 トヨタとそのビジネスモデル…

書評45:ひとを見抜く

阪神、近鉄(後オリックス)でスカウトを務め、藤田、江夏、川藤、上田、山本和、掛布、大石、阿波野、野茂、中村紀などの多くのスターを探し、入団させ、そして引退後まで見もる伝説のスカウト河西俊雄(故人)の人生を描いた一冊。 ひとを見抜く 伝説のス…

書評43:プロ野球 スカウトの眼はすべて「節穴」である

プロ野球スカウトの眼はすべて「節穴」である (双葉新書)作者: 片岡宏雄出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2011/02/16メディア: 新書 クリック: 16回この商品を含むブログ (4件) を見る 最初はタイトルが過激なので、なんだか騙されると思って手に取らなかった…

書評42:ラグビーガールズ 楕円球に恋して

ラグビーワールドカップがNZで開催されており、いよいよ決勝トーナメントが始まる。 ここのブログでも大会をちょっとでも盛り上げるべく、内容もラグビーモードにシフトしているものの、残念ながら日本代表も敗れたこともあり、今後他のコンテンツもアップし…

 書評41:日仏ラグビーとエリサルド

ジャパンのワールドカップの戦いは一足早く終わり、チームも先日無事帰国した。 カーワン監督の去就ははっきりしないものの、どうやら新しい体制が築かれることになりそうだ。 多くのファンが嫌な予感をしていることだろう。 なぜならJKの前任者と協会のすっ…

書評:日本ラグビー世界への始動

さあいよいよ明日はラグビーワールドカップにおけるジャパンの最終戦。 前回引き分けた因縁の相手、カナダとの再戦。 前回からコーチ陣をほぼ入れ替え、NZ人監督クローリーがエディー・ジョーンズも認める指導で日本よりもフランスと善戦したチームである。 …

書評:日本ラグビー未来への挑戦

さて前回は2005年時の日本ラグビー狂会本の紹介したが、今回は時計の針をもう2年進めて2007年ワールドカップ後に発売された一冊をみていきたい。日本ラグビー未来への挑戦作者: 日本ラグビー狂会出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2007/12メディア: …

書評:PLAY ON!日本ラグビーのゆくえ

ラグビーワールドカップがNZで開催されている。 ここ最近個人的に少しでも盛り上げるべくずっとラグビーモードを貫いているが、二つの関連ワードでの検索がとても増えている。 一つは、「オールブラックス」 そして残念ながらもう一つは、「ラグビー協会 問…

 書評:常勝の理由「紅蓮たれ」

高校ラグビー奇跡の4連覇へ導いた指導者のバックグラウンドと哲学 常勝の理由「紅蓮たれ」作者: 記虎敏和出版社/メーカー: ベースボールマガジン社発売日: 2006/05メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 第一印象は不思議なタイ…

オールブラックスが強い理由 ラグビー世界最強組織の常勝スピリット

オールブラックスが強い理由 ラグビー世界最強組織の常勝スピリット作者: 大友信彦出版社/メーカー: 東邦出版発売日: 2011/08/06メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 5回この商品を含むブログ (3件) を見る ラグビージャーナリストでお馴染みの大友…

菊谷主将とオルフェウス・プロセス

遂に今日からラグビーワールドカップが始まりました! NZの圧倒的な勝利でスタートした大会に、明日ジャパンも登場する。 東京では日テレが明日の放映の中吊り広告を出すなど、ちょっとずつ盛り上がってきた。 まだまだ物足りないので、個人的な後押しを今日…