部活の未来

 医学部とスポーツと新規ビジネス

今朝の朝日新聞の朝刊一面によると、 日本には2800万人もの腰痛持ちがいるそうだ。 本当なら国民の3人に1人ということになる。 そのうち8割が原因不明。 このデータこそが日本の医学、 特にスポーツや整形外科分野からはじまる体の仕組みの部分につい…

今がチャンス! 野球界の指導革命

賛否両論あると思うし勝ち負けの問題ではないのだが、日本で最も影響力のあるスポーツは野球だろう。 「サッカーだ!」という意見もごもっともだが、単純に観客動員数及び市場としての大きさ、選手の年俸など考えて、ここではとりあえず野球として考えてみた…

文武両道!? 日本のスポーツ界が直面する課題

今年の全米大学バスケットボール選手権を制したのは、ケンタッキー大学だった。 スタメンの5人は、1年生が3人、2年生が2人。 全員NBAドラフト入りを表明。 (ケンタッキー大のスタメン5人についてポッドキャストでより詳しく語ってます) 競技は変わっ…

地域密着型スポーツクラブと部活の未来 9 (魅力編)

このシリーズでは久しぶりのエントリーなので、忘れてしまった方たちのためにも、現在そして今後も部活が必要とする7つの要素をおさらいしたいと思う。理念(Vision)・指導者・部員・交流・魅力・資金・施設今回はその中でも部活の「魅力」について考えたい…

地域密着型スポーツクラブと部活の未来8(交流編その2地域交流とリーグ戦思考)

前回は学校内における交流を縦軸と横軸で考えてみた。 縦は上の学年やOB/OGとの交流。 横は他の部活等との交流。 今回はもう少し広げて地域単位での交流を考えてみたい。 まず一つは、指導者編でも述べたが、学校側が適正のある指導者を用意できない場合は、…

133万円の強化事業費

第93回全国高校野球選手権大会の3回戦が行われ、秋田県代表の能代商業が惜しくも延長12回で広島の如水館に敗れた。 夏の甲子園でこれまで秋田県勢は13年連続で初戦敗退を喫しており、青森と山形のワースト記録と並んでいた。 昨年1回戦で鹿児島実に…

地域密着型スポーツクラブと部活の未来7(交流編)

1961年の柳川事件をきっかけに、断絶状態だったプロ野球界とアマチュア野球界の交流が解禁となっており事例も徐々にだが増えている。 母校でのとか、一部指導とか、相変わらずおかしな条項がついてくるが、とにもかくもめでたい。 やっと日本でよくも悪くも…

地域密着型スポーツクラブと部活の未来6(部員編)

部活が存続していくためには、部員が必要である。 当たり前のことだが、現在それが必ずしも簡単な状況ではなくなっている。 世間では少子化が進んでおり、子供よりおじいちゃん・おばあちゃんの数が段々と増えてくる。 そんな中、当然部活に参加できる人数の…

地域密着型スポーツクラブと部活の未来5(指導者編2)

前回は現在の部活における指導者の需要と供給の関係の難しさについて考えてみた。 優秀な指導者が学内に存在する場合はもちろん問題ないが、指導者がいなかったり、いるのに指導する部がないなどと問題は多い。 そういった場合に、地域のクラブが補完すると…

地域密着型スポーツクラブと部活の未来4(指導者編)

今回は部活の指導者について。 部活における指導者はとても大事な存在である。 素晴らしい指導者もいれば、課題のある指導者もいるだろう。 問題は様々なので慎重に何回かに分けて書きたい。 ただ、原点は繰り返しになるが、学校の理念と部活動が、指導者が…

地域密着型スポーツクラブと部活の未来 3(理念編)

前回部活の7Needsを紹介したが、今日はその一つ、「理念」から考えてみたい。まず確認してみよう。 あなたの部活に理念はあるだろうか?何かの理念の下に活動しているだろうか? 文武両道、スポーツマンシップの習得、チームメイトへの尊重、ゲームへの尊重…

地域密着型スポーツクラブと部活の未来 2(7 Needs編)

さて今回からは、現在の日本の部活に何が足りなくて、どのように少しずつ改善できるかを考えてみたい前のコラムでも述べたように、ヨーロッパでは部活動の形態を取っているケースは少ないので、学校スポーツが盛んな国、アメリカの事例も少し交えながら考え…

地域密着型スポーツクラブと部活の未来

日本のスポーツを良くするための最もよく聞くコメントが、「スポーツ・ビジネス(スポーツ・マーケティング」と「地域密着型クラブ」の必要性ではないだろうか? 経営のプロがいない。 学校や企業のスポーツでは発展しない。 親会社の広告宣伝の手段としての…