RUGBY

ガンバ大阪が示す地方巡業の当たり前な鉄則

今年からJ2に参戦しているガンバ大阪の集客力がハンパない。 ガンバ大阪効果でJ2観客動員が好調そもそもがJ2にいてはいけないチームがいるのだから、それだけでも話題になる。 日本代表の中心MF遠藤、そしてDF今野、日本人が好きなパスサッカーのチームカ…

 医学部とスポーツと新規ビジネス

今朝の朝日新聞の朝刊一面によると、 日本には2800万人もの腰痛持ちがいるそうだ。 本当なら国民の3人に1人ということになる。 そのうち8割が原因不明。 このデータこそが日本の医学、 特にスポーツや整形外科分野からはじまる体の仕組みの部分につい…

 高校ラグビーの危機

高校ラグビーの人気が危機的な状況を迎え始めている。 競技人口とともに、参加校が極端に少ない地区が増えている。 島根県の県予選参加校は2。 高知は3。 福井も3。 山形、香川、佐賀は4。 14地区がなんと1桁台。 反面、愛知は56。 埼玉は52。 神…

Jリーグと校庭の芝生化

前回は日本のスタジアムにおける芝生の管理、維持の難しさについて書いたが、 今回はより日常的な校庭の芝生の現状と問題について考えてみたい。 全国にある校庭を芝生化できるか? そしてその問題とは? まず芝生化する利点として 温度上昇の抑制 砂や土ぼ…

 Jリーグ 芝生問題から見えるスタジアムビジネス問題

Jリーグの芝生が問題視されたのは、2008年の味スタ、FC東京のピッチコンディションの低下から端を発した選手のケガ続出とパフォーマンスの低下が最初かもしれない。 当時のFC東京村林社長は声を大にして問題視し、移転問題まで話に上がる始末だった。 そ…

沖縄のスポーツビジネスモデルを北海道に置き換えて考えてみる

前回は沖縄県とFC琉球の観光とスポーツを融合させたビジネスモデルに注目してみた。 そこで今回は、このビジネスモデルを北海道に当てはめて考えてみたい。 沖縄のポイントはプロチームのキャンプの誘致。 プロ野球ではどの地域も圧倒する人気名所となってい…

文武両道!? 日本のスポーツ界が直面する課題

今年の全米大学バスケットボール選手権を制したのは、ケンタッキー大学だった。 スタメンの5人は、1年生が3人、2年生が2人。 全員NBAドラフト入りを表明。 (ケンタッキー大のスタメン5人についてポッドキャストでより詳しく語ってます) 競技は変わっ…

書評:ジャパンのために―日本ラグビー9人の肖像

書評:ジャパンのために―日本ラグビー9人の肖像ジャパンのために―日本ラグビー9人の肖像作者: 向風見也出版社/メーカー: 論創社発売日: 2011/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 1時間もあれば読み終える内容。 ワールドカップに向けて9…

もっと深く報道されるべきスポーツニュース

最近いくつか今後のスポーツを大きく左右する可能性が大きいニュースがあるのにも関わらず、扱いがやたらと小さいことが気になる。箇条書き、順不同で 堀江らが外れる ラグビー日本代表 日本ラグビー協会は31日、アジア5カ国対抗(4、5月)の日本代表の…

名誉会長の転職

ラグビー日本選手権の決勝は、サントリーの快勝で幕を閉じた。 トップリーグと合わせて2冠を達成し、日本代表監督に就任するエディー・ジョーンズ氏を最高の形で送り出した。 日本のラグビー界は世界的にも申し分ない実績のコーチを初めて手に入れ、これか…

高速化の幻想 日本の球技が誤解している現実

日本の団体球技が苦戦している。 ロンドンオリンピックに向けて、出場が決定しているのは女子サッカーのみ。 男子サッカーは順当だろうし、女子バレーも有望かもしれない。 しかし先日水球では男女共に出場権を逃し、ハンドボールもホッケーも可能性があるも…

ラグビー都市伝説:強くなりたかったら穴を掘れ!

昔聞いた話。 日本がどうやったらラグビー強くなるかニュージーランド人に聞いたところ、その答えは「強くなりたかったら穴を掘れ!」と言ったそうだ。 自分の身長が完全に入る程の穴を掘れば強くなると。 そしてこれはNZでは、体系的なフィジカルトレーニン…

演出は大事 失礼のない表彰式を望む!

何かを祝うとき、何かを発表するとき、何事にも演出は大事だと思う。 亡くなってしまったスティーブ・ジョブスの発表はどれも伝説となっている。 なでしこジャパンの表彰式の模様は誰もが頭に思い浮かべられるだろう。 オールブラックス悲願の自国開催優勝で…

DeNAにラグビーのススメ

横浜ベイスターズの買収に名乗りを上げているDeNAだが、まだまだ前途多難のようだ。 まずは楽天を筆頭にしたパリーグの数球団が反対していること。 こちらは同じIT企業である楽天がおもしろく思っていない匂いがプンプンしてくるが、いずれにせよ出会い系サ…

Podcast 開始!

こちらです!クリック↓スポマン JAPAN! (PC専用 モバイル機器対応はスマホのみ)素人の私がいじったところ、ちょっと音質がイマイチですが、とりあえず第1回目はラグビートークです! ラグビーワールドカップのこと、日本の未来のこと、聞いてもらえれば幸…

書評42:ラグビーガールズ 楕円球に恋して

ラグビーワールドカップがNZで開催されており、いよいよ決勝トーナメントが始まる。 ここのブログでも大会をちょっとでも盛り上げるべく、内容もラグビーモードにシフトしているものの、残念ながら日本代表も敗れたこともあり、今後他のコンテンツもアップし…

 書評41:日仏ラグビーとエリサルド

ジャパンのワールドカップの戦いは一足早く終わり、チームも先日無事帰国した。 カーワン監督の去就ははっきりしないものの、どうやら新しい体制が築かれることになりそうだ。 多くのファンが嫌な予感をしていることだろう。 なぜならJKの前任者と協会のすっ…

書評:日本ラグビー世界への始動

さあいよいよ明日はラグビーワールドカップにおけるジャパンの最終戦。 前回引き分けた因縁の相手、カナダとの再戦。 前回からコーチ陣をほぼ入れ替え、NZ人監督クローリーがエディー・ジョーンズも認める指導で日本よりもフランスと善戦したチームである。 …

書評:日本ラグビー未来への挑戦

さて前回は2005年時の日本ラグビー狂会本の紹介したが、今回は時計の針をもう2年進めて2007年ワールドカップ後に発売された一冊をみていきたい。日本ラグビー未来への挑戦作者: 日本ラグビー狂会出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2007/12メディア: …

書評:PLAY ON!日本ラグビーのゆくえ

ラグビーワールドカップがNZで開催されている。 ここ最近個人的に少しでも盛り上げるべくずっとラグビーモードを貫いているが、二つの関連ワードでの検索がとても増えている。 一つは、「オールブラックス」 そして残念ながらもう一つは、「ラグビー協会 問…

ラグビーワールドカップ開催中! ハカについて 

ラグビーワールドカップを個人的に少しでも盛り上げるべく、当ブログはラグビーモードにシフト中。 他のスポーツについて書きたいのは山々だが、ここは4年に一度のワールドカップということでグッと我慢。さて、前にラグビーボールの歴史について書いたエン…

 書評:常勝の理由「紅蓮たれ」

高校ラグビー奇跡の4連覇へ導いた指導者のバックグラウンドと哲学 常勝の理由「紅蓮たれ」作者: 記虎敏和出版社/メーカー: ベースボールマガジン社発売日: 2006/05メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 第一印象は不思議なタイ…

オールブラックスが強い理由 ラグビー世界最強組織の常勝スピリット

オールブラックスが強い理由 ラグビー世界最強組織の常勝スピリット作者: 大友信彦出版社/メーカー: 東邦出版発売日: 2011/08/06メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 5回この商品を含むブログ (3件) を見る ラグビージャーナリストでお馴染みの大友…

菊谷主将とオルフェウス・プロセス

遂に今日からラグビーワールドカップが始まりました! NZの圧倒的な勝利でスタートした大会に、明日ジャパンも登場する。 東京では日テレが明日の放映の中吊り広告を出すなど、ちょっとずつ盛り上がってきた。 まだまだ物足りないので、個人的な後押しを今日…

書評:人はなぜ 強くなければならないか―さらば釜石、さよなら炎の男たち

いよいよラグビーワールドカップが開幕するということで、個人的な盛り上げ施策としての第2弾。 往年の名選手、松尾雄治! それにしても、たまたまとはいえ濃いキャラクター、偉人の書評が続く。 サッカーの釜本しかり、野球の江夏しかり、そして中田久美と…

ラグビーワールドカップ開幕まであと少し! ボールの歴史

世界で3番目に大きいスポーツ・イベント、ラグビーワールドカップがいよいよ開幕する! あまり日本で盛り上がっていない気もするので、とりあえず少しでも盛り上げるべく、簡単ながら少し変わった切り口でラグビーの醍醐味を伝えてみたい。ということで今日…

大畑大介が指摘した日本ラグビーの問題点

「日本のラグビーの上のほうは、学閥とか派閥がある」 ナンバー777号に記されている大畑大介のインタビューから抜粋させてもらった彼の発言。この発言に関して本人はたいして意識していないだろうし、おそらく発言の趣旨は自分がエリートではなく雑草魂で…

ラグビー日本選手権:サントリー優勝に思う事

1週間遅れながら、録画したラグビー日本選手権の決勝を見る。見所はディフェンスで圧力をかけ、トニー・ブラウンを中心とした試合巧者ぶりで勝利を重ねる三洋に対し、洗練された攻撃重視のサントリーといったところだだろうか。 結果はご存知の通り、自陣奥…

19歳のフォワード

今年の花園は東福岡が優勝。その優勝の裏側はドキュメンタリーなどでも紹介され、たくさんの想いと感動が詰まっている。 なかでも私が最も印象に残ったのは19歳のフォワード、ロック黒木選手の話。 一度は大分の名門の扉を叩きながらも中退。 その後願書締め…

校庭芝生化

東京の都心に住んでいると、芝生との接点はあまりない。 あったとしても立ち入り禁止の庭園だったりするケースの方が多いだろうか? したがって東京都の公立小中で校庭芝生化を提唱しているものの、約1950校のうちの6%、120校程度でしか浸透してい…