ラグビー都市伝説:強くなりたかったら穴を掘れ!

昔聞いた話。
日本がどうやったらラグビー強くなるかニュージーランド人に聞いたところ、その答えは

「強くなりたかったら穴を掘れ!」

と言ったそうだ。
自分の身長が完全に入る程の穴を掘れば強くなると。
そしてこれはNZでは、体系的なフィジカルトレーニングが発達する前のラグビーの伝統的な筋力トレーニングだとも。


ということで、随分昔だが実際にやってみた。



二人掛かりで約3時間かかった。
自分の身長が入る程の穴を掘るのは実は簡単ではない。
足場を作っていかないと深く掘れないため、かなり周りも掘らなければならない。
そして背筋、腕の筋力、そしてスクワットの姿勢が続くためもちろん足腰もままならない。
確かにこれを続けていけばかなりのトレーニングになる。
砂を放り投げる動作は何らかしらタックルなどの技術に役立ちそうだ。


しかし真実は。。。

NZの先住民、マオリ族の伝統料理、ハンギだそうだ。
こちらの料理は、芋、魚や根菜類の食物を

地面に穴を掘り、濡れた布で覆った食材を熱した石の上に置き、蒸気が通るように盛り土でかぶせ、蒸し焼きにするというもの

(NZ政府観光局サイトより)

この料理を作るために、NZ人は地中深く穴を掘る慣習があったのだ。
ちなみに食べるならロトルアで食べるのがオススメだそうだ。
つまり元々は、ラグビーが強くなるために行われていた訳ではなかったのだ。
都市伝説か。。。
もちろん応用して行った事例もあるだろうが。


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これも都市伝説なのか!??
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とは言え、この穴堀りトレーニングはラグビーチームならばトレーナーと相談の上、是非取り入れてみてもらいたい。
ウェートで人工的に作られた筋肉と違い、ロッククライミングなどで培われるような筋肉がつくとは思う。
ちなみに運動不足の人と素人にはおススメできない。
正しい姿勢で行わなければ腰を痛める危険性もあるだろう。
いずれにせよ、何らかの方法で日本のラグビーが強くならないと、2019年に間に合わない。
Jリーグ開幕時かのような有名外国人ラッシュの今年、なんとか彼らの技を盗み、そして勝者のノウハウを多く伝授してもらいたいものだ。



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