ドラフトの盛り上げ方 NFLドラフトに見る成功例

NFLドラフトが今日から行われている。
Aurburn大のCam Newton選手が1位で選ばれた訳だが、それまでどのチームが彼を選ぶのか?
彼はプロスタイルのオフェンスを指揮できるのか?
人格はどうか?
ちゃんとQBとしてビデオをたくさんみて正しい読みと判断ができるような勤勉さがあるのか?
こういった事がアメリカでは散々マスコミに取り上げられ議論された。


ここで一つの動画を見てもらいたい。



こちらは今年もESPNで放映された Jon Gruden's QB Campという番組だ。
昨年でもこのブログで取り上げたので詳細を省くが、ドラフト注目のQB数名を元NFLヘッドコーチのJon Grudenが面接したり一緒にフィールドに出てドリルをしたりする番組だ。


Cam Newtonにも遠慮なくドシドシ鋭い質問を投げている。
Auburn大ではQBコールが簡単な事を承知の上で、「NFLスタイルのQBカウントを言ってごらん」そこでCam Newtonは言えずに戸惑う訳だが、「これに慣れないと次のステップに行けないぞ」と遠慮なく突っ込みを入れる。

当然ファンとしてはたまらない訳だ。
スター選手の実際の評価はわかるし、ドラマとしても面接のやり取りはハラハラする。
さらに他の選手とも比較できるのもまたおもしろい。

こういった試みは日本のドラフトでも試せるのではないだろうか?
やるとするならばプロ野球だろう。
例えば今年のルーキー投手で行ったらかなり面白かっただろう。

桑田真澄のピッチャーズキャンプ」 Masumi Kuwata's Pitchers Camp

桑田真澄が沢村や斉藤、大石、福井、須田などのルーキーと個別にビデオ見ながらインタビューする。
「なんでここで変化球投げたの?」「トレーニングはどうしているの?」
どんどん質問、いや彼なりに面接してもらう。
その後グラウンドに出て実際にキャッチボールしたり、投球練習をしたりしてもらう。
カメラがそれを収めたら相当おもしろい番組ができるだろう。


スポーツのおもしろさを伝える努力をやはりアメリカはかなりやり込んでいる。
マネでもいいから、良い部分を取り入れて日本でもどんどんこういった企画が増えたらおもしろいだろう。