書評:空気と世間

ロジック < 空気 =ダメ ?

「空気」と「世間」 (講談社現代新書)

「空気」と「世間」 (講談社現代新書)

日本人が生活の上で最もおびえるもの、それは「空気」かもしれない。
この空気の正体を解明し、社会と世間の違い、外国と日本の価値観の違いなどを説明していくこの本。
スポーツ界だろうがマーケティングだろうが何にでも置き換えて考えると、「なんでこうなっちゃうんかねー?」というロジカルでない社会現象に対する答えが導き出される。

海外に出て成功している日本人スポーツ選手は皆「世間」の壁を越えて「社会」に適合している。

マーケティングは逆に世間体をうまく刺激しているモノが成功しているのかもしれない。

色々考えさせられる一冊。