U−20 ラグビー世界選手権

悲願のワールドカップ開催へ向けて、U20の世界選手権が日本で開かれた訳だが、開催国日本は15位に終わる。
総括として最も聞きたくなかった言葉「経験の差」という発言も予想通り飛び出し、一般目線から言えば盛り上がることなく終了。
「経験の差」
サッカーでもバスケでも野球や柔道などのお家芸以外の競技で毎回聞く言葉。世界と互角に戦えていない競技で毎回出る言葉。
正直参加国のメンバー表を見れば最初からわかりきっている言葉である。
大学で1軍半の選手がNZやイングランドのプロ選手と競ったところでかなりの差があるのは前提である。
前提だからこそ思い切ったプランが欲しかった。
極力現場を責める気にはなれないが、この言葉が監督から出てきてしまうと正直きつい。
前提を埋める仕組みが欲しかった。
極端な話、協会預かりでトップリーグに出場するとか、先行投資覚悟で長期遠征をするとか、全員海外留学させるとか、何か手はなかったのだろうか?
NZ対豪の試合が日本で予定されているし、これだけ多くの選手が来日している中で、なんとか手段はあっただろう。
自国開催のワールドカップで競技人口を増やし、ファンを増やし、そしてそれなりの試合をしないと、日本のラグビーの未来図は明るくない。
自国開催で失敗だけは許されない。