残念なベストアンサー: ブログ「バスケ女子日本代表ちぐはぐ」に対し

過去のブログ記事ヤフー知恵袋で取り上げられました!

なのですが、なんとも残念なベストアンサーが選ばれてしまっていたので、思うことをいくつか。

まず規模が大きい大会は行政の理解が必要なことは大前提で、そもそも規模の大きい大会を規模の小さい都市でやること自体が様々な意味で???
理由をいくつか。
大会をやる以上収益を上げる必要があり、当然多くの集客が必要であり、そのためには人口の多い都市でやる方が有利である。
もう一つの収益に関して言えば、当然ながら大会を通してその都市におちるであろう観光客等からのお金も行政にとっては重要なファクターだ。
本来ならば観光とセットで都市の魅力をアピールすることなどやるべきことは盛りだくさん。
こういったことで成功をFIBAや行政にアピールすることが出来れば、また次の大会を招致しやすくなるし、行政も他の大会(バスケに限らない)を招致することに前向きになる。
このような循環が日本に一流の大会を招致する回数を増やし、日本のスポーツのレベルがやる側も観る側もあがるのである。
大都市を立候補する気にさせるには、当然協会の努力と行政との関係性が重要であり、一度世界選手権を開催しているにも関わらず、大村市になることを鑑みると、関係値をつくるのに失敗したのではないか?と疑ってしまうのも仕方がないことだと思う。
わかりやすく言えば、最悪のシナリオは大村市でひっそりと行われ、ひっそりと終わってしまうことだ。
この場合のひっそりのレベルでおそらく回答者とはかなりの開きがあると思う。
日本の一般大衆的にひっそりという意味である。
ファンやマニア基準ではない。

次に世界の得点王とアシスト王と煽った点については、これは意図的なものである。
なぜならば、日本の一般大衆に彼女らの凄さを説明する際に、ややこしい方法では伝わらないからだ。
残念ながらバスケットボールは日本の国技でもなければ、ナンバー1スポーツでもない。
知らない人の方がはるかに多いのだ。
それを自覚した上でスタートしないと前途が厳しいのが実情なのだ。
ここでも回答者と温度差があるのだろう。
NBAでもスタッツは1試合平均が常に使われる指標なのである。
最多得点は、歴代の比較をする場合に用いられる指標である。
日本の大会はほとんど最多得点などの指標を用いることが多い。
これはリーグ戦文化がないから仕方のないこともしれない。(このリーグ戦文化の重要性については永遠に議論ができる)
日本基準で考えるか、世界基準で考えるかによって違いがでてくるのだろう。

日本経済が厳しい中で、企業スポーツの未来は未だに厳しい。
もう内向的な発想でスポーツが保たれる現状でもないことも認識としてファンには持ってほしい。
世界に目を向けないと、WJBLも存続の危機が迫るかもしれない。
その危機感を持って、一つずつのチャンスを逃さないでほしいのが、真に願うことである。
そういった意味では、どうやったら大村市で最大限に盛り上がるか?私も考えなければならない。



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