年齢詐称

福岡第一バスケ部に所属していた外国人留学生が実は当時21歳だったということが発覚したそうだ。
ここで事態は当事者がその事実を知っていたかどうかだけに注目されてしまいそうだが、もっとほかの論点があってもいいような気がする。
まず、21歳でも40歳でもいいのだが、彼はそれ以前に高等教育を受けていたのだろうか?中学までしか卒業していない場合、どうなるのだろう?

次に留学の意義について。この学生がなぜ卒業後大学進学できなかったのか?そして進学せずに日本に残るのであれば、なぜ福岡ではなかったのか?はたまた、高松に所属していたようだが、なぜ1年で去ってしまったのか?このあたりを問いたい。

外国人留学生を擁するのは悪いことではないと思う。しかし志がなければ意味がないと思う。外国人を日本で育て、そしてそこからNBAを目指してもらうぐらいの気概、もしくは以前大東大のラトゥー選手のように、日本に残って生活し、活躍してもらう。はたまた国に戻って日本との連携を取るような大使的な役割を担ってもらうなど、高い志があってこその留学ではないだろうか?

そのあたりをつめていかないと、彼に敗れ去っていった選手たちの気持はどう処理すればいいのだろうか?