廃校 再活用 その3

東京アパッチを北区の廃校に!
ということで、実際にいろいろ考えてみたい。

まず東京アパッチの現状。
詳細はオフィシャルHPにて

会計情報が掲載されていないため、詳細はわからないがパートナー企業も多く、健全な運営に向けて努力しているようだ。
西武ライオンズの名投手、東尾修氏が代表取締役を務めている!? もっとアパッチをアピールしてほしいですね。
気になるのが、オフィスの所在地と練習場の現状。
現在のアパッチの事務所は港区芝にある。広さはわからないが、それなりの賃貸料であろう。どうやらbjリーグ事務所と共同で間借りしている雰囲気だ。
そして練習場。おそらく専用の練習コートがないのではないか?そうすると、その都度借りていることとなる。
これらの予算がチーム運営にどれだけのインパクトがあるかわからないが、もし北区の廃校を東京アパッチのクラブハウスにするとして、金額で下記のようになればかなりメリットが出せればプラス材料だろう。

(現在のオフィス賃貸料+練習コート)>=廃校の賃貸料(体育館他施設含む)


しかし、ひとつ気になる点が、現在のパートナー企業がお台場近辺とつながりがある企業が多い。
これはホームコートが有明コロシアムだからだろう。
有明コロシアムで観戦した帰り道に寄ってもらうことを意識しているパートナーが多い。北区に本拠地を置くとすると、これらのパートナーから引き続き協力してもらえるかどうか問題になるかもしれない。
しかしながら、セントラルとスポーツオーソリティーもパートナーにあったので、セントラルはこの中学の徒歩圏内にあるし、スポーツオーソリティーも赤羽にあるので、何かコラボの可能性があるかもしれない。

*人件費に関しては、北区であろうがどこであろうが変わらないので、ここではあえて触れなくてもいいだろう。


ちなみに北区を調べると、人口は31万人もいる。これはちょっとした地方都市よりも多い数字。相当な母数。
総合型地域スポーツクラブ、NPO法人北園クラブという組織もある。
総合型地域スポーツクラブを目指す組織はまだある。
城北ランシールズ、現在はサッカーに力を入れている。
さまざまな活動を行っていく上で連携をとれる礎が既にあるのかもしれない。

さて、前にも書いたが東京アパッチに学校を貸したからといって、アパッチで全ての施設を使えるわけではない。
いかに他のものを紐づけていけるかが地域密着のクラブハウス化のポイントとなるであろう。
上述した二つのクラブも同じ屋根の下に入るのはいいことであろう。
ランシールズは既に事務所があるようだが、この施設のグラウンドを専用練習場として使用できたら一石2鳥ではないだろうか?


ところで、先日スーパーモーニング血税特集で、北区の荒川知水資料館が槍玉に上がっていたそうだ...特別会計を利用して無駄な施設を作ったとか...この施設いくらかかったのだろうか?これからは箱モノだけでなく、中身とセットで考える時代だろう。次回はそんなことなどをもう少し具体的に考えてみたい。


続く:廃校再活用 その4


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