Brady 6 トム・ブレイディーの真実

ティーボー、ティーボー、ティーボー
今年のNFLは途中からティム・ティーボー一色になった。
ティーボーマニアがどれだけアメリカで凄かったか?に関しては、ポッドキャスト「スポマンJAPAN!」で解説しております。


しかし、彼の快進撃は今年それほど騒がれなかった、真の勝者、トム・ブレイディーに止められた。
役者が違うことをまざまざと見せつけられた。



ロックアウトの影響もあってか、今年はQBが大活躍する年だった。
ドラフト1位のキャム・ニュートンが予想を覆す大活躍。

ベンガルズの新人ダルトンもプロに順応し、チームをプレイオフ争いに導く。

昨年の覇者、パッカーズのロジャーズは驚異的な成功率をみせ、チームをもう少しでレギュラーシーズン無敗に導く活躍。

そしてセインツのドリュー・ブリーズはダン・マリーノが持つ、年間のパスヤードの記録を破る。


そんな中、現役QB最多のスーパーボウルリングを持つ男、トム・ブレイディーは静かに且つ確実にチームを勝利に導いていた。
ティーボーマニアなんぞどこ吹く風。


このブレイディーの凄さを描いたドキュメンタリーをESPNが製作した。
タイトルは BRADY 6
これはブレイディーがどれだけのハードルを乗り越えてここまで来たかを説明する物語。
6が示すものは、ブレイディーの前にドラフトされたQBの人数。
そう、ブレイディーの指名順は、199番目。
ペイトリオッツの4番目のQBとしてキャリアをスタートした彼は、大学時代からも常に自分を証明する必要があった。
しかし彼は常にその逆境を跳ね返し、現在の地位を築いた。
番組ではブレイディーの前に指名されたQBのインタビューも含まれている。
ドラフト前の体力測定ではことごとく低い数値を出したブレイディー。
QBというポジションが身体能力だけで務まらないことを証明しているものの、彼の持っているスキルを真似できる選手はそう出てこない。
彼のメンタルの強さ、インテリジェンス、パスの正確性、早いモーション、努力、これらのスキルは誰にでも得ることができそうで、得ることができない。
むしろこれらのスキルの方が手に入れることが難しいのかもしれない。
そんなブレイディーのスーパーボウルへの挑戦がまた今日から始まる。
NFLのプレイオフもいよいよ大詰め。
日本のマスコミは、この男の人生をどれだけ理解しているだろうか?
そしてこのようなドキュメンタリーを作れないのだろうか?
試合と合わせてみてください!








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