ウェブはバカと暇人のもの

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)


ビジネス書は得てしてウェブの未来を明るく書くものだ。
しかしどんなに美しいことを書き並べても、日本のソーシャルの現状は絵空事ばかりでは語れない。
美しい話がある分だけ、ネガティブな話、ゴシップ、妬み、誹謗中傷があるのが世の中だ。
大衆の心は一筋縄でいかないし、高尚すぎてもいけない。ある程度の迎合が必要になってくる。
視聴率がいい例だろう。残念ながらNHKの高品質番組は高視聴率をとる訳ではない。

集合知の向こう側に衆愚もあるということをリマインドさせてくれる一冊。
現場からの警鐘と言えるかもしれない。

一方でそれを踏まえ、私は明るい未来を信じたいものだ。