アニメの殿堂

メディア芸術総合センターが選挙に紛れて表舞台から消え去りつつある。
117億円かかるこのアニメの殿堂に賛否両論分かれていたわけだが、一言でいうとメディアアートの美術館。
相変わらず箱モノ行政な発想。
官僚はいつになったら学ぶのだろう。
日本に必要なのは、ソフト分野における体系的な学問の確立である。
マンガ・アニメしかり。
スポーツしかり。
デザインしかり。
映画しかり。
古美術しかり。
ジャーナリズムしかり。

一流大学の学部がジェネラルな専攻学部しか提供していない現状が先進国としておかしい。

美術館を造るのではなく、未来の美術を作り出す人材育成に焦点をあててほしい。


別の観点からもう一つだけ述べると、
以前から廃校の再活用について述べているが、へんなものを117億も使って作るくらいなら、
アニメの殿堂は廃校をリノベーションして作ってもらえればいいだけの話。
現に吉本興業がそうしているではないか。