バスケの人気具合を考える

10日に日本のバスケ界を代表するシューターの折茂選手が札幌で記者会見を行った。
運営会社が決まらず来季存続が危ぶまれる北海道のチームにたいして、自らが代表取締役になる株式会社を設立して運営を行うべくリーグに申請を行うそうだ。
現役は続行し、GMを別途探す事のようだ。

なんだかすごい話なのだが、気になる点がいくつか。

一つ目は、やはりJBLの運営のまずさ。昨年の北海道は後半戦リーグが運営をしシーズンを乗り切ったが、実はチームがなくなる憂き目はこれが最初ではない。
福岡でチームが消滅した悲しい前例があるのだ。
何度もチーム運営がうまくいかず消滅してしまう現象が起きるこのリーグはそもそも大丈夫なのだろうか?
まずリーグの運営を見直した方がいいのだろうか?

またおそらく何のノウハウもないであろう一選手が起業しなければならないほど、バスケットボールというスポーツは人気がないのであろうか?
アメリカの大富豪にはチームのオーナーになりたいスポーツ好きはたくさんいるだろう。
ダラズ・マーベリックスのオーナーMark Cubanなんてその典型例だろう。
まさにスポーツチームを所有する事はアメリカン・ドリームなのだ。
リアルサカつくオーナーと言えばわかりやすいのかもしれない。
日本にはそれが当てはまらないのだろうか?
それともそれほどバスケットボールという競技は人気がないのであろうか?

もしかしたら他に何か他に阻害要因があるかもしれない。
あるとしたらそれはリーグ運営等の心配なのだろうか?
それとも日本にはGMの経験者、能力を持った人があまりに少ないのだろうか?

いずれにせよ折茂選手のこの発表はすごい話であると同時に、バスケットボール界の悲しい現実も物語っているような気がしてならない。
大富豪頼みではいけないのだろうが、ここはマブズに優勝してもらって日本でも名物オーナーが知られるようになって、その影響でどこかの名経営者に北海道のチーム及びリーグを救ってもらうのが一番良い気がしてきたのは私だけだろうか?
ということで、とりあえずは今年のNBAレイオフは、マブズを応援する事にしてみる。
そしてマーク・キューバンが日本でも有名になる事を願おう。