クラウドソーシング―みんなのパワーが世界を動かす

クラウドソーシング―みんなのパワーが世界を動かす (ハヤカワ新書juice)

クラウドソーシング―みんなのパワーが世界を動かす (ハヤカワ新書juice)

本のタイトルだが、クラウドが誤解を生みやすい。
この場合のクラウドは、Crowd、つまり群衆のことを指す。
クラウドコンピューティングのCloud、雲の意味ではない。

個人的には名著だと思う。
興味のある集団、もしくはマニアのモチベーションを刺激して集合知を集め、そしてそれらをシェアさせれば、かなりの成果をあげることができる!
そして何かインセンティブ(必ずしもお金ではない)を与えることができれば最高。
という集合知に関する内容の本である。

事例として様々な企業、Threadless, iStockphotoやマーケティングやメディアが紹介されている。


ポイントは集合知を頼る場合、約9割がジャンク、つまりあまり意味のない内容のものが返ってくるケースがほとんど。
しかし残りの1割に黄金のカギがある。
それを編み出すために群衆をうまく活性化できるかどうか。

これを応用してスポーツチームやリーグの運営ができないだろうか?
ユニフォームのデザインを決める。
グッズの値段を決める。
強化方針を決める。
理想の先発メンバーを決める。
などなど

絶対に無理だと思う人は、是非本を読んでみてください。
試してみたくなるはずです。