レアル・マドリードの本拠地、サンティアゴ・ベルネバウに行ってきました!!!

レアル・マドリードの本拠地、サンティアゴ・ベルネバウに行ってきました!!!

といっても、少し時間は経ってしまっているのだが、2月後半に出張のわずかな空き時間を利用して突撃。



マドリードの中心からタクシーで走る事約10分、街の真ん中に突如現れるスタジアム。
近隣マンションに住んでいる人々は試合当日どうなるんだろう?という心配をよそに、
まずはチケットを買って突入!



順序はスタジアムの一番上から!


絶景です!

上からの眺めを満喫したら、その後はミュージアムへ!






ここがとにかくスゴイ!
まずは歴史がすごい。
きちんと過去のユニフォームからかつての名選手、ディ・ステファノの契約書から、映像、スパイク、トロフィーと何でも飾ってある。
とにかく歴史を大事にしており、その陳列の表現方法、ライトの当て具合、展示の見せ方がとにかく秀逸。
これは完全に日本のスポーツ界に抜けている部分であり、もっと各クラブがこのような取り組みに励んでもらいたい。
あまりに感極まって込み上げてくるものがあったほどだ。


クオリティのやたら高いミュージアムの次はどんどんピッチに近づく。


footbrainでも紹介された、1台約1000万円以上もするといわれる日照機がズラリ!
芝生を大事にしています!



そしてそこからはなんとロッカーへ!
こんなところまで入れるなんて!




そして最後は監督気分、もしくは記者気分で記者会見場へと!



会見場を抜けると最後はスタジアム内のアディダスショップで終点。
さすがはオフィシャル・スポンサー。
ただでは転ばない!


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さて私が参加したこのスタジアム・ツアー/博物館入場料収入でレアルマドリードはなんと、年間1050万ユーロ、日本円で約10億5000万もの売り上げを達成しているそうな...


参照文献


なぜレアルとバルサだけが儲かるのか?―サッカークラブ経営に魔法は存在しない

なぜレアルとバルサだけが儲かるのか?―サッカークラブ経営に魔法は存在しない



これ、J2のクラブの年間予算よりも大きかったりします... (詳しくはポッドキャストで聞いて下さい!

確かに平日の夕方だというのに、100人以上は有に見学していたので、入場料が2000円ちょっとだったことを考えるとあり得ない数字でもない。

日本の浦和レッズあたりも是非早急に見習って欲しいものだ。

歴史を大事にして、ファンに語り継がれやすいように展示していくこと、規模は小さくても少しは出来るはずだ。


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ポッドキャストスポーツ・ビジネス特集!スポーツに関わる経済とお金と話

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毎年話題になり、毎年改善されない甲子園の連投問題


毎年話題になるものの、全く改善されない問題。
日本の政治。
花粉。
それに甲子園球児の球数問題。


春と夏に毎回問題として取り上げられながらも、
毎年一向に解決されないこの問題は、
今年ネットではいつも以上に話題になった。

乙武氏のTwitterから端を発し、ダルビッシュの登場で加熱し、
おそらく今まで多くの興味なかった人も巻き込んで議論が交わされた。


済美・安楽投手の連投に思うこと


けれど高野連は日本の政治と体質がほぼ同じだというニオイが人々にはプンプンするし、
柔道界のように何かセンセーショナルなことがない限り改善されない空気感が漂っている。


思うがままに書き綴ってみたい。
問題の1
高校野球、いやそれ以前に高校の部活動の理念が定まっていない。
地域密着型スポーツクラブと部活の未来 3(理念編)

問題の2
体についての基礎知識、及びトレーニングに対する基礎知識、そして医療を含めたコンディショニングの基礎知識不足。
地域密着型スポーツクラブと部活の未来5(指導者編2)


問題の3
スケジュール
2で指摘した知識があれば、普通この日程は組まない。
組んだとしてもWBCのように球数制限を設ける事が現在の医学上では求められる

問題の4
開催場所、甲子園
スケジュールを伸ばすことを考慮した場合、プロチームが活動する本拠地を開催場所に選ぶ事は現実的ではない。
単純に阪神タイガースにとって、たださえ不利なのに、余計に不利な条件となる。


問題の5
燃え尽きる対象の少なさ、多様性の欠如
高校野球では、大人が感動という美学のもとに、純粋な学生に夢を売る。
頑張れば君はできると。
でも誰しもがダルビッシュになれる訳ではない。
プロになる確立は宝くじを当てるようなものだ。
そんな確立の低い夢に、大人は学校教育の貴重な時間を将来に役立てるスキルを与えるでもなく、夢を売る。


しかし、頑張れば一流のデータアナリストになれるかもしれない。
一流のグラウンドキーパーになれるかもしれない。
一流のマネージャー、一流の広報、一流のトレーナー、一流の通訳。
高校野球が提供できる夢はもっと多いのではないだろうか?

ポッドキャストスポマンJAPAN!「小島克典さんと語るスポーツの多様性」


こんなところだろうか。
では解決策。


ダルビッシュ投手もTwitterで述べたが、いっその事甲子園から開催場所を移す事は一つの有効な手段だろう。
彼も歴史が邪魔して難しいと述べているが、
ここは東北に移すのがいいのではないだろうか?
福島、宮城、岩手と巡回したいところだが、楽天のスケジュールの兼ね合いが難しい。
福島、岩手の巡回だとフェアではなくなってしまう。


しかし歴史に勝るとしたらここしかないだろう。
多くの学校と多くの応援が駆けつける事で地方経済活性化にもなるし、
スポーツの普及にもなるだろう。
そうなってくると、国体みたいに、甲子園も各県を巡回するのがいいのではないか?と考えてしまう。
そもそも甲子園でやらなくてはならない理由があるとすれば、
それは新聞社の都合であったはずで、
他に「歴史」ということ以外思い浮かばない。


しかし開催場所とスケジュールだけ解決しても、そもそもの大会に対する考え方が変わらない限り、
あまり改善はされないだろう。
ではどうすればいいか?
知恵や知識のあるアスリートが増え、球界の中枢に入る事、これしかないのではないだろうか?
アスリートも引退後はどんどん勉強し、どんどん協会や高野連NPBに入り、どんどん球界を良くする。
これしか道はないのだろうか?
だからこそ桑田真澄に期待が寄せられるのではないだろうか?
野球界が今こそ提唱すべきは、ありきたりな「文武両道」という言葉かもしれない。


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NFLスーパーボウルと体罰問題

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 医学部とスポーツと新規ビジネス

今朝の朝日新聞の朝刊一面によると、
日本には2800万人もの腰痛持ちがいるそうだ。
本当なら国民の3人に1人ということになる。
そのうち8割が原因不明。



このデータこそが日本の医学、
特にスポーツや整形外科分野からはじまる体の仕組みの部分についての
遅れを示しているような気がしてならない。


近年ドイツなどもサッカー選手、陸上のボルト選手、NBAコービー・ブライアント選手などが訪れることでにわかに脚光を浴びているものの、
やはりスポーツ医学大国といえば、アメリカだろう。
アメリカのスポーツ医学の発展の歴史は、簡単に言えばアメフトの人気と訴訟社会と密接に関連した歴史といえる。
それは各大学や高校のトレーニング施設、トレーナーの配備など様々な分野で一目瞭然で、
日本や世界との差はかなり激しいのが実態だろう。


そんな中、3月14日の日経の記事に
帝京大スポーツ医学が鍛える」
の見出しが登場。

ラグビー部が栄養管理師をスタッフに加え、そこからパフォーマンスが向上。
それに目をつけた大学が、医学部のサポートを開始。
月1回の血液検査、体組成測定を継続しつつ、
けがの予防、治療、リハビリなどを手がけ、他の部にもそのノウハウを共有する。
昨年開設した「スポーツ医科学センター」がそのハブとなっているそうだ。


これ普通に考えると当たり前のことのように考えられるが、
体育会という閉ざされた古い体質だと、
実際に医学部がある大学でも、
自分の大学の医学部とほとんど交流がなかったりするケースもある。
印象としては慶應大学だろうか?
逆に筑波や順天は交流があってほしいところだが、
実際はどうなのだろう?


さて話は戻って帝京大学は今後、
自らの部活だけでなく、プロスポーツや高齢者の健康増進などにも
ここで得た知見を還元していく考えのようだ。


なるほど、2800万人も腰痛持ちがいる国において、
いいビジネスの目の付け所ではないか!
大学発、高齢者向け体幹強化、ファンクショナル・トレーニング講座なんてものが出来るかもしれない。
引っ越し会社や宅配業向けのスタッフにもいいかもしれない。


日本の大学、そしてスポーツ界は、
そろそろ勝った負けたばかりの狭い議論に捉われるのではなく、
もっと産業として発展する事を、
勝った負けたの周りの輪を広げる事で強化にもつながる意識を持つ必要があるのではないだろうか?
そうして初めてトレーナーという職種で食べていけるようになり、
部活にもフルタイムの指導者を養えるようになり、
それが強化に還元されていくのだ。


このアメリカに数十年遅れているものの、
帝京大学の学校としての取り組みは、
高く評価したいし、是非成功してもらいたい。
そして多くの大学に学んで欲しい。
ひょっとすると、Jリーグクラブなども同様なビジネスが展開できるかもしれない。
例えば、
鹿島アントラーズ フィットネス講座
私が地元の人間なら小笠原や曽ヶ端が受けているノウハウを伝授してもらいつつ、
腰痛が治るなら万々歳である。
ちなみに私は肩こりに苦しんでいる。




アメリカの運動部のトレーニングの様子を伺ってみよう
どれだけ差があるか、イメージが湧くはずです。






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今がチャンス! 野球界の指導革命



賛否両論あると思うし勝ち負けの問題ではないのだが、日本で最も影響力のあるスポーツは野球だろう。
「サッカーだ!」という意見もごもっともだが、単純に観客動員数及び市場としての大きさ、選手の年俸など考えて、ここではとりあえず野球として考えてみたい。


しかしそんな野球界が現状最も洗練されているスポーツかといえば、これはサッカーには及ばないだろう。
海外移籍の問題、ドラフトの問題、プロアマの問題、とにかくサッカー界と比べ、前に進まない問題が多い。
ところが、そんな野球界に変われる最大のチャンスが訪れたのではないだろうか?
一つのきっかけは年末12月に発表された、元プロの球児指導の条件緩和だろう。
さらにその前の11月には、元プロから高校の監督になった、阿井英二郎氏の日本ハムヘッドコーチ就任の発表。


プロのアマチュア選手引き抜きから始まった関係の断絶は、約50年の歴史を経て、やっと一人の架け橋がつながった。
しかも阿井氏は一方通行ではなく、両方の世界を経験したものとして、双方向の架け橋がつながった大きな1歩でもある。


もう一つ世の中の流れとして、不幸な体罰問題がある。
野球はオリンピック競技ではない。
そのためJOCが野球界にガミガミ言わない可能性が高いが、逆にそれが厄介だ。
そのためか野球界からめっきりこの問題に関して聞こえてこない。
しかし、ここは黙りを決め込むところではないと思う。
一気に膿を出し切って、野球界として積極的に体罰をなくす方向に取り組むべきだろう。
野球界に限らず、多くの有名指導者の自伝を読めば、昔は鉄拳制裁だったが、あるきっかけを機にやめて、そこから子供達が大きく育つようになった、みたいな話はゴロゴロしている。
野球界に関して言えば、最近では現楽天コーチの大久保氏と西武菊池投手の裁判沙汰などもあった。
下手すると野球こそが今この問題に最も神経を尖らせないとならないのかもしれない。
なぜなら冒頭に書いたように、影響力が大きいから。


こんな流れだからこそ、私は今がチャンスだと思う。
サッカー界に体罰が少ない主な理由として、指導者のライセンス制度が挙げられる。
きちんとした指導者のための指導プログラムが存在している事によって、指導力不足からの無駄な暴力をなくしている。


参照:サッカーで体罰がほぼ淘汰された理由


野球界には、指導者を指導するきちんとしたシステムが存在していない。
今回の元プロ指導条件の緩和の策として、
NPBの研修を受ける
NPBの推薦を受ける
日本学生野球協会の研修を受ける
最後に日本学生野球界に指導者申請をし、審査を受けて初めて元プロが学生を指導する事ができる。
研修内容でまだ合意はできていないようだが、これだけで果たして大丈夫なのだろうか?
今こそチャンスなのではないだろうか?
指導者のための指導方法の確立するチャンスなのではないだろうか?
野球界をより良くするために、日本がより強くなるために。


サッカーのライセンス制度は、ただ技術指導や戦術指導だけで構成されてはいない。
メンタル面、フィジカル面の強化、ケガへの対処法など広い分野の知識を必要とする。
経験則、自分が受けてきた指導の押し付けを防止している。
指導とは、学び続ける事でもあるはずだ。
野球界はサッカーと比較して、体系的に、理論的に指導をまとめてきていない歴史がある。
今こそがその歴史に終わりを告げる時ではないだろうか?
プロ野球界のOB、トレーナーやコーチが学生野球界と集い、一つの指導法のベースを作る事が出来たらどれだけ良いことか?
想像してみてもらいたい、野村克也氏や桑田真澄氏や元PL学園帝京高校常総の名伯楽が集まってまとめた知恵の結集を。
そこに一流トレーナーの知見も加わったら、一体どんなものができるかを。
どれだけワクワクすることか。
影響力の絶大な野球界からこのような流れが生まれれば、それは他のスポーツにも効果を与えるだろう。
それは指導者のレベルアップにつながることは明らかだ。
その結果、日本は自然とスポーツのレベルアップも果たすはずだ。
この責任を野球界の上層部は感じているだろうか?
いや、このチャンスにワクワクしている上層部はいるだろうか?
プロ・アマの雪解け目前の今、世間が指導者の質にやっと目を向けた今、野球界が大きく変われるチャンスが存在している。
その先にWBCなどの世界大会でもっともっと羽ばたけるチャンスがあることと無縁ではない。

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IMG アカデミー 世界のトップを生み出す施設

残念ながら今日世界第5位のフェレールに敗れてしまったものの、
錦織圭の躍進は日本のスポーツ界にとって明るい話題だけでなく、
多くのアスリートを勇気づけていることだろう。


錦織の13歳から本拠地としているのが、アメリフロリダ州にあるIMGアカデミー。
IMGは世界のトップ選手を抱えるアスリートのエージェント企業。
育成、トレーニング、契約、スポンサー様々な面でトータルにアスリートを支援する。
日本の選手でも錦織の他に、宮里美香浅田真央石川佳純石川遼室伏広治など多くのアスリートが所属している。


ここのアカデミーが驚くべきことは、その広大なキャンパスのみならず施設の充実ぶりだろう。
テニスコートだけでも50面以上。
ジョコビッチシャラポワなどの面々も登場する。



その他に、ゴルフ、野球、バスケットボール、アメフト、サッカーの施設があり、
トータルのトレーニングとサポートを行っている。
敷地内には寮はもちろん、美容院やその他の生活面の施設も完備。
アカデミーに所属できるのは18歳までだが、もちろんプロに進んだ選手は錦織のようにここを拠点とする事もできる。




アカデミーの年間の授業料は約600万ほど。
全額親が負担するケースもあれば、スカウトしたり各協会や所属からの負担もある場合もある。
いずれにせよ全員が全員プロになれるわけでもないが、
アメリカの場合その後有名大学へ進学、そこで活躍しいずれまたIMGにお世話になるケースもあるという。
ビジネスでいうならば先行投資とリターンってところだろうか。
しかし見込んだ選手が必ずしも大成しないのがスポーツの難しいところ。
アカデミーはそこのリスクを埋めるためかどうかはわからないが、
一般向けのキャンペや教室も開いている。


一つ日本ではあまり馴染みのないアカデミーの使用例を紹介したい。
NFL 2011-2012シーズンの新人王、キャム・ニュートン


このシーズンはロックアウト(スト)のため、キャンプのない異例のシーズンだった。
QB(クォーターバック)という司令塔のポジションの性質上、キャンプがないままシーズンを迎える事は相当不利な条件であった。
そのため、ニュートンがIMGでどのような準備を行ったかというと、

ドラフト直後にIMGアカデミーの約185㎡の4ベッドルームの宿泊施設に入る。
そこで、IMGが契約しているコーチ、2000年のハイズマン賞受賞者、クリス・ウェンキ氏の指導を受ける。


疑似NFLキャンプを再現したトレーニングに加え、
フィジカルトレーニング、そしてQBに最も大切なフォーメーションやディフェンスの陣形を読む教室での指導も加わる。


途中元NFLのQB、ケン・ドーシィー氏も加わる。



そして準備万端、ロックアウト終了後のニュートンの活躍ぶりは、もはや語る必要もないだろう。
ちなみに、当時のアカデミーでのトレーニングについてニュートンは、こう語る。



ちなみに費用は全額スポンサーのアンダーアーマーの負担だそうだ。




IMGアカデミーでは、他競技でもこのような疑似体験を通してプロの世界への移行、またはシーズンへの移行をスムーズにする手伝いを行っている。



さて、では日本ではこういったサポートを得られるところはあるのだろうか?
トップアスリートならナショナル・トレーニングセンターになるのだろう。
民間では私の知る限り存在していないというのが日本の現状だろうか?
規模はともかく、そしてサービスに限りがあるものの、先日のNHK特番「プロフェッショナル仕事の流儀」で紹介されたイチロー選手のトレーニング機器を開発したワールドウィングが近いかもしれない。


(動画は2008年時のもの)


ここは小山氏が提唱する初動負荷理論をもとに、独自のトレーニングをアスリートに提供する。
その理論に基づいて開発されたマシーンをイチローは自宅に導入している。
中日の山本投手、ブルワーズの青木選手、その他ゴルフの青木功選手、陸上の100m日本記録保持者の伊藤浩二氏なども通っていた。


新トレーニング革命―初動負荷理論に基づくトレーニング体系の確立と展開

新トレーニング革命―初動負荷理論に基づくトレーニング体系の確立と展開

「奇跡」のトレーニング

「奇跡」のトレーニング



ちなみに番組で彼が語った言葉、

「大人になって体が成長していくとセンサーをみんな失っていく」
「特に無理やりバランスを崩して大きくしていく人たちはどんどんセンサーが崩れていってわからなくなるんですよね、みんな」


という言葉は清原へのアンチテーゼだろうか?
ワールドウィングのトレーニング機器がイチローのセンサーを保ってくれるという。
同じく年末の特番を見ていたら、清原と桑田のトレーニングの質の違いは明らかだっただろう。



さて話を戻して、ワールドウィングのオフィシャルサイトを見る限り、
周囲の施設と提携しており、合宿的なキャンプを張れるものの、
IMGアカデミーとは様々な意味でまだ道のりは遠い。
これはまだまだ日本におけるトレーニングの位置づけの低さ、そして市場としてまだ未成熟な部分だろう。
しかし、今後日本がスポーツ大国になっていくためには、すぐには無理でも、
少なからずこんな施設が存在していることだけでも大きな意義があるのだろう。
いずれ日本にもこういった拠点ができることを夢見つつ、イチローのセカンドキャリアはこういった事業であることを期待してみたい。







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「ヘッドレスチキン」と「桜木JR」という最強の戦術


アメリカのバスケ用語、
「ヘッドレスチキン」
をご存知でしょうか?
90年代NY Knicks ファンならジェラルド・ウィルキンス(ドミニクの弟)を思い出してみるといいかもしれない。




バスケにおけるヘッドレスチキンの定義は、
ゲーム・インテリジェンスのなさ、
次にカットインした時に、見てる側に悪寒が走る選手、
苦し紛れの片足ジャンプが多い選手、
TO(ターンオーバー)が多い選手、
ショットセレクションが悪い、
キープ力がない、
外角シュートが弱い 
このヘンとする。


つまり余計な時にカットインしたり、シュートしたり、TOしたりする選手。
アメリカはそこは観客も目が肥えているし、指導者も相当うるさい。
そのため外人やアメリカの大学帰りの選手は己の出来ること出来ないことが比較的整理されている場合が多い。
例:トヨタの松井、伊藤選手



日本のヘッドレスチキン代表は意外と思う人も多いかもしれないが、ある意味バスケ界の顔、五十嵐選手だと思う。
アイシンの柏木選手と比べて、ゲームメイク力と外角シュート力とゲーム・インテリジェンスのレベルはかなり低い。一言でいえば「判断力」につながる。




まだ本調子じゃないものの、無駄な片足ジャンプがないことや、TOしないことや、ゲームインテリジェンスという意味では田臥選手の方が見ていてはるかに安心する。
彼の問題は外角シュートだが、それはとりあえず置いておいたとして。



では、ヘッドレスチキンにならないためには?
単純に1対1のスキルの高さだろう。ボールを奪われないという大前提で、横、縦、高さ、前後、もしくはタイミングでずれを作れるかどうか?
その上で狭いハーフコートの中でスピードを上げた際に、止まってジャンプシュートできるか?
周りが見えているか?
決定力があるか?


この辺が鍵となる。
毎回五十嵐選手のようにカットイン時に床にドカーンとダイブせざるを得ないシュート状況は、見栄えのインパクトはあるものの、判断として往々にして苦し紛れの結果である。
それにファウルもらえないことが多く、逆速攻の対象にもなる。
つまりカットインがヘッドレスチキンかどうかのリトマス試験紙


カットイン時に綺麗に終われる選手は大抵レベルが高い。
床に転がったり、ボールをはたかれたり、簡単にシュートブロックされたり、TOしたり、当てもなく空中に飛んだり、派手にチャージしている選手は、まず頂けない。
こういう人を見かけたらヘッドレスチキンと呼んであげましょう。


違う意味でのヘッドレスチキンは、求められてもいないのにポンポンシュートを放ってしまう人にも当てはまります。
ブレックスの山田、三菱の鵜澤あたりがそうかもしれません。
彼らがアイシンでプレーできない理由はその辺りでしょう。
逆にアイシンの鈴木監督はそこの見る目があると思う。


アイシンの戦術はこの約10年一環として「桜木JR」。
これが戦術なのです。



離されれば打つ、
近寄れば抜く、
状況が悪ければ背中を向けて押し込んでポストプレイに持ち込む、
ダブルチームが来たらパスを出して3ptを呼び込む。
彼のJBLで卓越した技術と、ゲームインテリジェンスのあるPGと外角シュートを打てて余計なことをしない選手とディフェンスの頑張りで成立しているチームです。
わかりやすく言えば、連覇した時のロケッツ。



当時のロケッツは、オラジュワンが戦術でした。
彼のまわりに、スミス、オーリー、エリー、カセルというシューターを並べ立てる戦術。
後はリバウンドとディフェンスを頑張る選手一人。
まぁー途中ドレクスラーというずるい選手も加入しましたが、NBAのGやFでボールキープできない人なんていないので、余計なことをせずに3ptラインで待つ。
ずれはオラジュワンが作ってくれる。
後はゴールにカットするか、パスをもらって3ptを打つか。
単純なものだ。
当時のヘッドコーチに戦術家としての名声はアメリカではありません。
(ちなみにロケッツの戦術を発展させたのが、スパーズのグレッグ・ポポビッチでしょう)
アイシンがここ何年も行ってきたのはそれ。
佐古から柏木、小宮から朝山、外国人と多少の入れ替わりはあれど、気付きませんか?
役割は一緒です。
(ちなみに佐古選手の力は突出していました。
3pt良し、カットイン良し、カットインから止まる事も出来たし、ゲームメイクの意識も高かったです。)





つまりこれが何を意味するかというと、判断を簡略化することで、ヘッドレスチキンタイムの出現率を減らしているとも言えます。
ヘッドレスチキン現象が出るとすれば、ショットクロックがゼロに近い時です。
一度JBL日本人選手のショットクロック10秒切った時にシュート確率を出すと面白いかもしれません。
おそらくヘッドレスチキンが浮かび上がることでしょう。


一方でチキンなだけに鶏と卵で、アイシンの鈴木監督はこういった選手の存在を理解していて、あえてチーム編成に加えていないのかもしれません。
アイシンはゲーム・インテリジェンスが高い選手が多いのが特徴です。
役割付けをはっきりした指導を行っている裏返しかも知れませんが。。。
いずれにせよ、彼はそこにたいして敏感、むしろアメリカのスタンダードで考えているといえるでしょう。


日本ではパッシングゲームが主流です。
これがヘッドレスチキンを生んでいる元凶かもしれません。
パス・ラン主体のパッシングゲームではどうしてもボールが散らばる。
そして動きの中で目の前にスペースが生まれると、人間どうしても本能的にそこに向かいます。
その時にヘッドレスチキンかどうかで結果に大きく差が生まれます。
パッシングゲームのもう一つの弱点は、責任の所在がわかりにくい、つまり明確な役割がオフェンスで付けにくい。


日本の傾向として、190センチ台のFの選手が特に苦労する傾向があります。
その理由は、大学バスケとJBLのレベルの差でしょう。
では何が違うかというと、3つ挙げられます。

  • 外国人選手の存在
  • フィジカル
  • ディフェンス

JBLではここのレベルが急激にアップします。
結果、コートが狭く感じます。
フリーの時間が減ります。
ずれを作るのが容易ではない。
ゴール下近辺の高さが全く違う。
大学バスケの現状では、190センチ以上あって動ければ、かなり活躍できてしまうのが現状です。
しかし一つ上に上がると、ワンドリブルでレイアップに行けていた世界が大きく変わります。
相当なドリブル力含む前述の1対1能力

ボールを奪われないという大前提で、横、縦、高さ、前後、もしくはタイミングでずれを作れるかどうか?
その上で狭いハーフコートの中でスピードを上げた際に、止まってジャンプシュートできるか?
周りが見えているか?
決定力があるか?


がないと綺麗にシュートまで行けません。
そのため、朝山、広瀬、大西などが大学ほど華々しく活躍できずに苦戦してしまうのです。
この手の選手は幾多あまたと輩出され続けられるのが今の日本の現状です。
一方川村選手レベルまで行くと、見苦しいTOの数がだいぶ減り、アシストも残すという結果につながってきます。



このレベルの選手が増えないと、日本は世界では勝てないでしょう。
そしてこのレベルの選手が増えないからこそ、日本のバスケ界はアイシンと桜木JRという戦術をもう10年近くも超えられないのです。
これが日本の実情です。
竹内兄弟が桜木JRを超えられなかった時点で日本と世界の距離はまだまだ遠い。
では超えるためにはどうするのがいいでしょう?
現状二つの選択肢があると思います。
パッシングゲームの幻想を捨て、育成現場から1対1強化の指導指針を協会が率先して出す。
②役割分担を徹底した戦略で、育成現場からスペシャリスト養成の方針を協会が出す。


②のわかりやすい例として、日本にもヘッドレスチキンにあまりならない選手はいるが、ほとんどがシューターという傾向が強い。





やはりバスケットは突き詰めればシュートを入れる競技。
1対1に強くなる、有利になるための最大の武器、そしてヘッドレスチキンを避けるためには、シュートが上手ということは必須条件ということだろう。
シュートの指導が実は一番の近道かもしれない。
そしてその先に始めて日本バスケ界のイノベーションが待っているのだろう。


いかがでしょう。
日本のレベルアップのために「ヘッドレスチキン」。
この言葉を流行らせませんか?
まだイメージが湧かない人はこの少しえぐい動画をご覧下さい。



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全米No.1スキルコーチ ギャノン・ベイカー イノベイティブ・2 ボールシューティングドリル [DVD]

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後藤正規のシューティング・スキル新装版DVD2枚組

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書評:室伏広治 超える力

超える力

超える力

ロンドンオリンピック日本選手団の活躍は、チームワークと科学の勝利として認識されるだろう。
この二つの要素は個人競技で最も顕著に表れ、室伏広治の銅メダルがその証だろう。
「チームコウジ」
それはかつて北島康介が結成したチーム北島と同様のものであり、昨年のオリンピックの日本の躍進の要因が詰まったものである。


個人競技でのチームワークとはなんであろう?
それは水泳が扉を開けた、至極当たり前だが、普通に行われて来なかったことの実践である。
個人種目の選手は、それぞれの所属のチームのノウハウにのみ頼っていた時代があり、
日本代表という組織の中で真のチームとなることはなかった。
アトランタ五輪で期待された水泳選手団が惨敗したことを受けて、当時の競泳代表ヘッドコーチだった上野氏が、
その風通しの悪さに楔を打ち込んだ。

アテネの空に日の丸を!―水泳ニッポン復活の戦略

アテネの空に日の丸を!―水泳ニッポン復活の戦略




そこから日本代表はそれぞれの指導者や所属チームが垣根を越えて協力する体制が出来上がり、
国内でせめぎ合うばかりでなく、日本全体で海外と戦う意識がもたらされた。
つまり異業種コラボも含むチーム日本。
いいとこ取りによる切磋琢磨。
そこに科学の力が近年加えられたのだ。


ナショナル・トレーニングセンターがこのタイミングで完成したことも大きい。
これにより日本の各スポーツのトップアスリートが一同に会する場所が出来、そのノウハウが集められた。
これにより一枚岩の協会(競技)と、所属チーム同士の壁がまだまだ高い団体競技(柔道)とでは、
メダル獲得数には大きな差が開いた。


そんな中チームコウジとはどんなものだろうか?


スポーツ医療、理学療法士ハンマー投げの技術的なコーチ、フィジカルトレーニングの専門家が集い、
室伏選手をサポートした。
テニスの錦織選手もサポートするロバート・オオハシさん、
サッカードイツ代表をサポートした咲花さん、
全米一の民間トレーニングセンター、アスリーツ・パフォーマンス、
ハンマー投げのテクニカルコーチ、元スウェーデン代表トーレ・グスタフソンさん、
(彼は現在アメリカでカイロプラクティック、ストレッチングなどを用いてケガを回復するスポーツ・クリニックも開いている)
そして忘れてはならない、父、室伏重信さんの存在。
チーム室伏は最強のメンバーで構成されていたと言っても過言ではない。






しかしさすが室伏広治、彼のすごさはここでは終わらない。

深は新なり

様々な技術革新を残し続けてきた東レの技術研究者達に残るこの言葉にあるように、
一つのことを深く極限まで突き詰めていく中で、
新しい発見がある。



室伏広治はまさにこれを実践している。
知らない人も多いかもしれないが、そう、彼は研究者でもあるのだ。
中京大学助教授でもある彼は、スポーツバイオメカニックスの専門家でもあり、博士課程も修了している。
彼の修士と学位論文の内容は、
ハンマー投の回転半径」

「ハンマー頭部の加速についてのバイオメカニックス的考察」
そして現在取り組んでいるのが、

スキルに関する物理情報を音や電気刺激に置き換えて、リアルタイムで直接、運動を支援する、小型センサを用いたトレーニングツールだ。


そうです。。。




このブログでも文武両道がスポーツ界にもたらす様々な効果を唱えてきたが、正直これはもうレベルが違う。
そして彼の好奇心と探究心は科学だけに捉われず、さらに古武道にも向かっている。
自然の動作の追求のため、投網、扇子投げ、囲碁やおはじきを投げるなどその挑戦は多岐を極める。




そしてさらにはその視線は日本のスポーツ界にまで及ぶ。
彼が実践してきた活動を学術としてまとめ、唱えることはこうだ。


日本では地域に根ざしたスポーツ・クラブの基盤がない。
学生は体育会や体育学部にしか進むしかない。
しかしそこで監督やコーチは一部の優れたアスリートしか見ない傾向が強い。
そしてその後学生は体育教員になるか、体育関連の仕事に就くしかない。
これではもったいない。


そこで、科学との融合だ。
応用スポーツ科学
運動生理学
スポーツ社会学
スポーツ栄養学
スポーツ心理学
といった分野の教授とのパイプやバックアップ体制を構築していく。


その結果、以下6つのアスリートのパフォーマンス向上のための基礎的なサポートが得られるようにする。

  • 体力向上のトレーニングブログラム
  • 基本的な筋力アップを促し、ケガを予防するファンクショナルトレーニングや運動機能向上のプログラム
  • 運動種目の専門スキルを磨くプログラム
  • スランプに陥ったり、燃え尽き症候群を防いだり、気持ちのリセットなどの心理面をサポートするマインドセットプログラム
  • 食事や栄養学、補助食品でリカバリーを促す栄養・ニュートリションプログラム
  • 理学療法やマッサージ・医学サポートによる回復・ケガ防止及び諸器官機能を向上させるリハビリテーションプログラム


そして強調するのは、これが一部のエリート選手だけでなくて、運動に関わる全学生に提供することだと説く。


そして実はこれが、前回のブログ
書評:フット×ブレインの思考法 日本のサッカーを強くする25の視点
で書いたこととつながってくる。


スポーツには多様性があり、産業として発展していく可能性がある。
室伏選手が提唱するこの構想だけでも、
フィジカル面、研究面、スキル面と多岐にわたる分野が広がっており、
それらが開く職業の扉の数は多い。
オリンピックで金メダルを取らなくても、こういった分野で金メダルには貢献できる。
この可能性こそ部活で提示されることではないだろうか?
特に高等教育、高校、大学では選手として頑張ることと合わせて求められるのではないだろうか?
そのためには、次の室伏選手、次のオリンピック選手兼博士過程修了者が求められる。
その数が増えることによって裾野が広がり、理解が広がり、新たな夢が現実と化していく。


今日本の部活には限りなく高い知性が求められてもいいのではないだろうか?
それがこの国の部活というユニークな仕組みの集大成ではないだろうか?
そしてそれがスポーツ大国への第1歩ではないだろうか?
今スポーツ選手に求められているのは、引退後に飲食店を開くことではないだろう。


Foot Brainと同様に、スポーツという素晴らしいものを360度ぐるりと見回して、あらゆる可能性を提示したことではないだろうか?
この本が多くのきっかけと知的好奇心を刺激することを期待したい。





なお、本書ではドーピングについても多く語られているが、今回は様々な騒動が収まっていないため、そして真相がわからないため、触れることを避けた。


このテーマに興味を持たれた方は、ぜひポッドキャストもお楽しみ下さい!

スポーツと部活の多様性

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